駿河湾/西伊豆・土肥コバルト堤防のライトなカゴ釣り ソウダガツオ&ワカシほか五目釣り達成編

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。

西伊豆を攻める夏

連日の酷暑に長らく釣り欲を削がれていましたが、今日は意を決して土肥までやってきました。

土肥には大きく分けて2つのポイントがありますが、今回選んだのは足場が良く青物の回遊も期待できるコバルト堤防。かつて沼津発の高速船「コバルトアロー」が発着していた港なのですが、コバルトアロー廃止後はただの釣りポイントのようになっていて、連日多くの人で賑わいます。

足場が良いのはとても有難いのですが、ここのデメリットはなんといっても場所取り合戦が激しいこと。堤防自体が短いため、青物の回遊を直撃できるポイントは先端部と、外側の数メートルほどしかありません。

なのでこの日は場所を確保すべく、まだ暗いうちにやってきました。

4:22(GMT+9)

が、先端部は既にタチウオ狙いの人に占拠されていたので仕方なく堤防外側の中ほどを選択。一日中釣りものの絶えない場所なので、先端に入るのは至難の業でしょう。堤防でただ待っていても仕方ないので、フローターにケミホタルを付けて流してみました。するとすぐに#57 ミナミハタンポが入れ食いに。

4:48(GMT+9)

この魚、伊豆の夜釣りではあるあるといっていい程釣れるのですが、味がいいので釣れたら必ずキープすることにしています。普通に塩焼きでも美味しいのですが、サイズ的に吸い物にすると丁度良いでしょう。非常に上品で味わい深い出汁が取れますよ。

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コンパクトロッドを用いたライトカゴ ここにきてまさかの弱点を露呈

やがて夜が明けると、隣の遠投カゴ師に良型のアジが掛かり始めました。ポイントはかなりの沖合で、堤防中ほどからのライトカゴではどう頑張っても届きません。

5:12(GMT+9)

静浦や戸田など、水深のある外海に面したポイントなら十分に対応できるライトカゴですが、コバルト堤防のような遠浅の突堤では遠投両軸師が圧倒的に有利な模様。先端に入れてさえいれば良かったのですが、ライトカゴ始まって以来の屈辱です。しかし飛距離が中途半端なのが功を奏してか、青物以外の獲物が続々と掛かるように。

まずアタってくれたのは投げ釣りでお馴染みの#58 クロサギ。伊豆や紀伊半島などの暖かい海の砂地で、かつ流れの緩い場所でよく釣れる魚です。

5:28(GMT+9)

砂の中の獲物を漁っているためか、口が前に出っ張る特徴的な形をしています。こちらも美味しいので、釣れたら持ち帰ることをおすすめします。そしてこの場所はマダイの稚魚が多いらしく、飛距離が中途半端だとほぼ毎投ごとに釣れてきます。

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5:45(GMT+9)

俗にいうチャリコサイズですが、まるでネンブツダイのように#26マダイが掛かるのも西伊豆の凄いところ。ですが貴重な海産資源の予備軍でもあるため、小さい個体は釣れてもリリースするようにしましょう。

午前7時を過ぎると、隣に居た遠投カゴ師が帰り支度を始めました。アジ数匹とソーダガツオが釣れたので、今日はもう満足とのこと。場所を譲ってもらい、沖合の方向へ仕掛けを遠投すると、一投目でウキが勢いよく海中に消し込まれました。

青物を期待しましたが、魚は下へ下へと潜ります。余りの激しい突込みに大型のグレでも掛ったのかと思いましたが、正体は巨大な#41アイゴ。あまりの巨大さに抜き上げるのを躊躇していたところ、隣の学生さんたちがすかさずタモを入れてくれました。

7:09(GMT+9)

40cmは余裕であろうサイズにこの体高。城ヶ島や真鶴で釣れるサイズのアイゴとは訳が違います。というかモバイルロッドでは下に激しく突っ込むような大型魚は取り込めないと思っていましたが、TRGR FOUR’Z 944MLならしっかりしなってハリス1.5号でも余裕で取り込めたのが意外でした。

これなら40センチ級のグレが掛かっても大丈夫でしょう。昨シーズンの寒グレには大敗を喫していただけに、今年こそは40オーバーをモバイルロッドで仕留めたいですね。

ようやく青物の回遊が始まる

潮汐により潮の流れが速くなってきた午前8時過ぎ、ようやく青物が堤防中ほどにも回遊してくるように。まず掛ったのは#59 ヒラソウダ。沖で流していたウキが急にホッピングしたかと思うと、物凄いトルクで走りはじめます。

走ってもコントロールの効くワカシ・イナダなどのブリ系統と違い、ソウダの走りはとにかく鋭く、コントロールが効きません。ライトなタックルでは何度かのされかけてしまいましたが、ゴリ巻きによってなんとか寄せることができました。

8:11(GMT+9)

ソウダガツオにはこのヒラソウダとマルソウダ2種類がいますが、エラ蓋上の黒斑が背の黒筋から離れていればヒラソウダ、繋がっていればマルソウダになります。一般的にはヒラソウダの方が美味とされ、マルソウダはヒスタミンの含有量が多いため避けられがちな傾向に。詳しくはツリホウさんのこちらの記事をご覧ください。

その後ヒラソウダをもう一本キャッチすると、今度はアイゴを掬ってくれた隣の学生さんに大きなイナダがヒットします。

8:27(GMT+9)

地元の方も言っていましたが、今年は本当にブリ系統の当たり年。晩秋までは沿岸に居つくので、これからの成長が実に楽しみです。秋にはワラサの入れ食いなんて、夢のような展開も期待できるかもしれません。

そして案の定私にもヒット。定番の#54ワカシサイズですが、釣行を重ねるごとに引きが強くなってきている気がします。

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9:01(GMT+9)

捌くとカタクチイワシなどの小型魚が胃から沢山出てくるので、パワーもついてきているのでしょう。問題は大きくなってから私のトラギアフォーズで釣り上げることができるのかどうか。なんとか今年中にワラササイズをキャッチしたいところです。

日も高く登った午前10時、今日はワカシを2尾追加したところで納竿としました。

14:12(GMT+9)

リリースしたマダイを合わせると計6目と、今日は久々に多目な釣りになりましたね。最初は先端に入れなかったことを後悔するばかりでしたが、皮肉にもそれが良い結果に繋がったようです。

こうして並べてみると、今日釣ったアイゴの巨大さがよく分かります。ショボく見える隣のヒラソウダだって決して小さい魚ではないですからね。

しかし予想に反して味が微妙で、刺身、塩焼き、煮つけのいずれにおいても城ヶ島や真鶴で釣れる小型のものに適いません。なんというか、全体的に身がパサついていて大味なんですよね。それに特有のアンモニア臭が身に染みていて、救いようのない後味の悪さを催します。

つぎ大きなアイゴが釣れてもリリースしたほうがよさそうですね。

この記事を書いた人

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。三浦、湘南、伊豆、沼津をフィールドに、コンパクトな釣りを綴っています。