駿河湾/沼津・重寺港のライトなカゴ釣り 下カゴ仕掛けでもソウダガツオ爆釣編

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。

秋の青物を狙いに

釣れるうちに青物を沢山釣っておこうと再び沼津方面に車を走らせたのですが、先日水洗いしていたライトカゴ用のカゴとフローターを自宅に忘れてきてしまいました。

気づいた頃には時すでに遅し、東名裾野インターを通過中だったので代用となる仕掛けを新たに購入することに。

地元の釣具店には良いカゴもフローターも置いていなかったので、とりあえず12号の浮力に対応しているシモリ玉と、先日のサビキで使用した下カゴを使用して即席のスーパーライトカゴ仕掛けを制作。

5:23(GMT+9)

ハリスにミツマタサルカンを挟んで胴突きのようになっているのですが、サヨリでも狙っているのかと突っ込まれそうな、完全に沼津をなめた仕掛けになってしまいました。

この仕掛けで静浦に入るのはさすがに気が引けるので、今日は重寺港という淡島付近のポイントを選択。

5:24(GMT+9)

常連さん曰くここもタナは10m以上とったほうが良いとのことですが、フタ無しの下カゴ仕掛けなので水面からせいぜい5mの範囲内しか狙えません。

より深場を回遊しているアジやワカシは諦めて、今日はソウダ狙いの一日になりそうです。

5:26(GMT+9)

このポイントの良い所は、雰囲気が穏やかで見晴らしが良いところ。天気が良ければ富士山を眺めながら釣りを楽しむことができます。個人的には静浦よりも好きですかね。

日が昇ると、早速ソウダガツオの回遊がありました。鰓蓋上部の黒斑が背の黒筋と繋がっているので、#60 マルソウダでしょう。

6:12(GMT+9)

身に血合いが多く、扱いが悪いとヒスチジンがヒスタミンに変化して食中毒を起こすのであまり好かれていませんが、保冷管理をしっかりすれば普通に食べることができます。

ヒスタミン中毒など都市伝説じゃあないのかと思ってしまうほど僕は普通に食べられるのですが、過敏な体質の人はとりあえず避けたほうがよさそうです。

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7:32(GMT+9)

この日はマルソウダの活性が高く、ほぼ一投一釣のペースで釣れてきます。マルソウダにしては大型で、モバイルロッドを根元から曲げる強い引きを楽しめました。

ソウダガツオのアタリはサバと同じで、食い上げるためかウキがホッピングするんですよね。そのまま放っておくと海中で仕掛けをめちゃくちゃにされたり、横に走って隣の人とオマツリするので素早い巻き上げを心掛けましょう。

ソウダを7本ほど釣ったところで飽きたので、ヘチ狙いに変更。

7:42(GMT+9)

中通しのシモリ玉+下カゴ仕掛けなので、ヘチ狙いには素晴らしい効果を発揮します(笑)

カゴのコマセには小カワハギやハコフグ、小メジナなどが集まってきますがなかなかハリ掛かりしません。堤防の魚はだいたいスレているので、エサ取りが上手いのです。

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何度かエサを取られたあとに、再び竿を根元から曲げる鋭い引きの魚が掛かりました。グレかと思いましたが、竿を立てて慎重に浮かせると上がってきたのはなんと#61 イシガキダイ

7:54(GMT+9)

少し前に村越正海さんのライトイシダイの動画を見ていたこともあって、狙ってみたいと思っていた魚でした。堤防から釣れる石物にしてはまぁまぁのサイズなのではないでしょうか。

カニをエサにしてエサ取りを交わし、専門的に狙ったら数も出せるかもしれません。

8:16(GMT+9)

その後近投で#41アイゴも。前回土肥で釣れた巨大アイゴがまずかったのでリリースしようかと思いましたが、今回は中型で色も綺麗だったので持ち帰ることに。煮つけにしましたが、巨大アイゴより身質は断然よかったですね。

大きいほうが美味しいのか小さいほうが美味しいのかは魚によりけりなのですが、マダイやアイゴのような扁平な魚は小さいほうが美味しく、青物のような紡錘形の魚は大きいほうが美味しい気がします。

あと根魚も大きいほうが美味しいかな。

12:12(GMT+9)

結局この日はソウダガツオを10尾釣った段階で納竿としました。基本的に入れ食い状態だったのですが、日が高くなるにつれて活性が上がり、9時頃には足元に撒いたコマセにも大型のソウダガツオが突っ込んでくるようになりました。

仕掛を忘れたせいでワカシやイナダを釣ることができなかったのが残念ですが、ソウダガツオも美味しいので良しとしましょう。

12:55(GMT+9)

新鮮なカツオ類は御覧のように非常に鮮やかで、もちもちしているのが特徴です。ソウダガツオでも秋にかけての戻りのシーズンには油も乗り、本ガツオさながらの風味を楽しめるのがうれしいところ。

食べ方の詳細はまた後日、記事にしたいと思います。

この記事を書いた人

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。三浦、湘南、伊豆、沼津をフィールドに、コンパクトな釣りを綴っています。