鎌倉/逗子・小坪漁港&リビエラ逗子マリーナ裏の投げ釣り 落ちギスはもう居ない?

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。

落ちギス拾いの湘南釣行

土曜日の朝、iphoneの天気アプリの予報が晴れだったので釣りに行くことに。しかし小田急線の車内で外を見ると小雨が降り始め、江ノ電で鎌倉駅に着く頃にはまさかの本降りに。

10:10(GMT+9)

おかしいなとヤフーの天気情報を確認すると今日は雨。やられた。iphoneの天気アプリはシステムの関係上情報が不正確なことが多く、当てにならないのをすっかり忘れていました。

レーダーを確認すると、これから雨雲の軍団が次々と押し寄せてくる模様。竿を出せるのは昼過ぎになりそうです。畜生め。くよくよしてもいられないのでとりあえず鎌倉のマックで時間をつぶしましょう。

10:22(GMT+9)

鎌倉観光の行楽客で混雑する中、自分が釣り人であることを忘れてしまうような一コマ。このバックパックの中に釣具一式が格納されているとは誰も想像できないでしょう。

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今日は釣行前のマックでしたが、いずれは釣行後のスタバにも挑戦したいところ。

冗談はさておき、小一時間ほどで雨も小降りになったので海の方へ。夏場には海水浴客でにぎわう由比ガ浜も人影はまばらです。

12:16(GMT+9)

ポイントは写真中央、赤い屋根の建物の裏手に位置する小坪漁港。今回は雨の上がるタイミングを見計らって歩いていますが、鎌倉駅から3キロほど離れているので普段はバス利用(鎌40)が便利です。

車で来ることもできますが、リビエラの駐車料金いと高し。なので素直に電車釣行をおすすめします。

逗子マリーナ裏へ

鎌倉駅から歩くこと1時間、途中コンビニに立ち寄り、リビエラの裏手までやってきました。奥の小坪漁港がどうもコロナで釣り禁止になってしまったようなので、今回はプール裏のテトラ帯を釣り座とします。

13:22(GMT+9)

この付近は沖にかけて岩礁交じりの砂地が広がっているので、ちょい投げには最適のはず。シロギスをメインにカワハギ、ベラなどいつもの顔ぶれを拝めれば今日は十分。

北海道でのニシン釣り、沖縄でのイラブチャー釣りなど、これまでの人生でいろいろ経験しましたがやっぱりこの釣りが一番楽しいですかね。

この日最寄りの岡本釣具店が休みだったので、近くのセブンイレブン(小坪店)でアオイソメを購入。

13:31(GMT+9)

釣具店購入のものと比べると柔らかく、いかにも美味しそうなアオイソメ。パンや肉まん、コーヒーと並び、セブンプレミアムならではのこだわりを感じます。これは爆釣間違いなし。

美味しそうなアオイソメを丁寧にちぎってハリに刺し、早速佐島方面へ向けて遠投。

13:34(GMT+9)

7フィートではテトラでの長さ不足が心配でしたが寧ろ後ろのテトラを気にせず投げられました。欲を言うなれば9フィートは欲しいのですが、ちょい投げ程度なら744で充分です。

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そして2投目でビビッとアタリ。回収するも抵抗なし。ついていたのは投げ釣りの定番外道、#63 サビハゼでした。

13:45(GMT+9)

小さな魚体で太いアオイソメを丸のみに。ベラ、ハゼ、フグの食い意地にはいつも驚くばかりです。大型の個体は天ぷらにすると良いでしょう。

その後テトラ際を探っていると、ココッというアタリと共にこの方も。

14:11(GMT+9)

エサ取りと呼ばれ打ち捨てられ、嫌われ者の筆頭格を地で行くクサフグですが、金の帯が美しいので見る分には好きな魚です。

小型のフグながらその身はトラフグよりも美味しいとの噂ですが、キタマクラと違い毒が強いので自分で捌く気にはなれません。でもいつかは食べてみたい。

その後しばらくアタリが遠のくも、沖目の砂地と岩礁体の隙間を狙っていると突如仕掛けにズシっと重みが。途中岩場に張り付かれるも煽って引きはがすと、かわいいサイズのマダコが上がってきました。茹でたら絶対に美味しいサイズ。

15:23(GMT+9)

しかし神奈川県の沿岸部にはイセエビ同様マダコにも漁業権が。

と、ここで海の神様が波間より打ち出て、あなたが釣ったのは漁業権の無いイイダコですか、それとも漁業権のあるマダコですかと問われれば、皆良心の呵責に悩まされること間違いなし。

漁港の漁師さんもタコにはイセエビ程目くじらを立てないので、失敬してしまいたくなる気持ちもわかります。

しかしここで欲に目がくらんだあなたは立派な密漁者。職務質問でクーラーの中を見せて下さいと言われたら、即お縄になることでしょう。場所によって匙加減が違うようですが、自分を守るという意味でもタコはリリースしたほうが良さそうです。

この記事を書いた人

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。三浦、湘南、伊豆、沼津をフィールドに、コンパクトな釣りを綴っています。