駿河湾/沼津・木負堤防の投げ釣り 身近に潜むアカハタ編

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。

今夏初の駿河湾へ

他県への移動が解禁されたので、駿河湾の木負堤防へ。沼津への釣行はじつに4カ月ぶりで、気温も水温も上がり釣りをするには良い季節になりました。

この日は午前中に予定があったので、竿を出すのは夕方から。6月は1年で最も日が長いので、4時くらいから始めても十分楽しめます。

日に焼け過ぎても疲れるので、夏の釣りは短時間でサクッと気分転換する位が丁度良いですよね。

カゴ釣りにするか投げにするか迷いましたが、大型の青物にはまだ早いようなのでこの日は投げ釣りに。

堤防の様子を観察して、青物が出ているようであれば次回からコマセを使った釣りをするのもありです。

久々の駿河湾に胸を躍らせて来ましたが、西風強く海は大荒れ。分かっていれば東伊豆にしたでしょう。出発前の天気チェックは大切です。

16:27(GMT+9)

撤退も考えましたが、投げならなんとかなるだろうと強行突破。時折波しぶきがかかりますが、まぁミストだと思ってやり過ごしましょう。

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餌はいつものジャリメ。アオイソメとジャリメのどちらを選ぶかは、自分がどっちを食べたいと思うかを判断基準にしています。

アオイソメは大味でまずそうなのに比して、ジャリメはキメが細かく繊細な味がしそうなので、ジャリメを選んでいる次第です。

一般論では濁りの強い場所はアオイソメ有利、澄んでいる場所はジャリメ有利とも言われていますが、使い分けて釣果に差は出るものなのでしょうか。

16:30 実釣開始

ポイントは堤防外側、駐車場寄りの付け根付近を選択。冬は深場有利ですが、この時期は付け根の岩礁帯のほうが魚が付いている可能性が高いのです。夏は浅場の方がエサが多いのでしょう。

底はやや粗めの砂地、といったところ。当たる魚種は多そうな雰囲気です。

そして第一投目から#48 謎の魚がヒット。最初はハオコゼかと思いましたが、よく見るとハゼに近いいでたち。普段は深海に居る魚なのでしょうか。

16:35(GMT+9)

去年のオキゴンべなどもそうですが、正体不明の魚がよく釣れるのも駿河湾の楽しいところ。

続いて相模湾の浅場でお馴染みのキュウセンも登場。

16:44(GMT+9)

毎度釣れる魚ですけど、相模湾の個体とは少しいでたちが異なるようです。

キュウセンはスープととても相性が良い魚なので、釣れたら是非持ち帰ってみてください。

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その後も着底と同時にアタリがあり、ササノハベラ、小カサゴ、ネンブツダイ、小キュウセンと、雑魚たちが無限に釣れてきます。

17:27(GMT+9)

干潮間際の最悪のタイミングでこの活性なので、昼間潮回りの良い時に来ればもっと楽しめるでしょう。

微妙な時間に来てしまったことを少し後悔しました。

しかし日も暮れかけた午後6時過ぎ、今までとは違う大きなアタリが穂先に出ます。

引きも強く、しつこく何度も潜る様子からカワハギかと思いましたが、上がってきたのはなんと#49 アカハタ

18:13(GMT+9)

最近沼津で個体数が増えているとは聞いていましたが、まさか本当に釣れるとは。

オオモンハタなら伊豆でも良く釣れるのですが、アカハタはもっと南の海にしか居ないイメージ。それこそ小笠原などでメインターゲットになる魚なので、日本の海も温暖化しているのだなぁと。

しかしとても美味しい魚なので、オオモンハタとあわせて専門に狙ってみてもいいでしょう。今回はジャリメで釣れましたが、エサ釣りならサバなどの身エサで狙ったほうが集魚力がいいようです。

18:27(GMT+9)

そしてこの日はもう一つ、イベントがありました。堤防内側の海面がビシャビシャしていたので覗いてみると、銀色の魚の大群が渦巻いていたのです。それを時折大きな青物が追っている様子。

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サバかイワシだろうと、投げ仕掛けを空バリでトローリングしてみるとすぐにヒット。

18:47(GMT+9)

正体は食べごろサイズの#50 ウルメイワシ。それにしても物凄い大群で、サビキを持っていれば爆釣間違いなしの展開でした。

夏の夕まず目に青物の群れが回ってくるのは良くあることなのですが、このサイズのウルメイワシは神奈川県ではなかなかお目にかかれません。釣れてもせいぜい中サバ程度でしょう。

やはり夏の伊豆はコマセを使った釣りのほうが楽しいのでしょうか。次回からはアミ姫やサビキをリュックに忍ばせて来てもいいですね。

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この記事を書いた人

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。三浦、湘南、伊豆、沼津をフィールドに、コンパクトな釣りを綴っています。