初夏の大磯港・照ヶ崎海岸の投げ釣り 釣ったベラとカサゴでトムヤムクンスープを作ろう

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。

今季初のシロギス釣りへ

今日は小雨の中、近場の大磯照ヶ崎海岸へ。2ヶ月間に及ぶ自粛の甲斐あってか、相模湾の水温も20度近くまで上昇。そろそろキスが良い時期だろうと、サーフから投げ釣りをすることに。

ここ大磯の照ヶ崎海岸は、砂利浜からクロダイを狙う渚釣りのメッカとしても知られています。サーフながら底は岩礁混じりで、磯魚も多く生息している模様。

6:47(GMT+9)

釣り場は御覧のような砂利浜なので、長靴を履くといいでしょう。急な大波が来ることもあるので、波打ち際からはやや離れて釣りをしてください。

仕掛はいつもの自己流ちょい投げ。10号のジェット天秤に1.5号の磯用ライン、ケン付流線6号を結んでいます。

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コンパクトロッドといえど、長大サーフでの遠投は最高に気持ちの良い瞬間。いつもより大きく振りかぶれるためか、スプールの糸が全て出る程の大遠投を決め込むことができました。

沖からシモリを交わすようにサビいていると、2色付近で穂先をしならす大アタリ。首を振るような強い引きがロッドに伝わります。まさかチヌを掛けてしまった?

慎重なやりとりの末無事浜辺にずり上げると、横たわっていたのはまさかの巨大なキュウセンw

7:01(GMT+9)

キュウセンはベラ科といえど西日本では重宝される魚。ほんのり風味の乗った淡白な白身が特徴で、水分を吸うためかスープとの相性が抜群。関東ではあまり食べられないようですが、私は持ち帰りますね。

そして二投目、今度はガツンと一気に喰らうアタリ。頭を振るキュウセンの引きにも似ていますが、今度の方が重い。引き浪も相まって、竿が大きくしなります。

途中根に入られるも、ゴリ巻きして抜き上げると現れたのは食べごろサイズのカサゴ。

7:17(GMT+9)

4月に沼津の静浦で釣れたカサゴよりも大きなサイズ。照ヶ崎は岩礁混じりなので、カサゴも多く生息しているのでしょう。

市場では2,000円/キロを超える高級魚なので嬉しいです。この日の釣りはもうこれで満足。

シロギスはまた今度狙うことにして、開始後わずか30分で納竿としました。

即席セットで作る釣魚トムヤムクンスープの実力

今回持ち帰った魚で作るのは、タイの伝統料理トムヤムクンต้มยำกุ้ง。

トムヤムクンの「クン」はエビを意味する単語なので、正確にはトムヤム「プラー(魚肉)」になります。

作るといってもスーパーにセットが売っているので、材料を揃える必要はありません。

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香辛料の入った袋を鍋で煮て、ナンプラーを投入。できたスープにキュウセンとカサゴ、牛乳と砂糖を入れればできあがりです。

カサゴが美味しいのはもちろんのこと、キュウセンのしなやかな白身がスープを吸って究極の美味。やはりベラ類はスープに合いますね。

ベラはスーパーでは売っていませんが、近くの海で沢山釣れます。これだけ美味しいスープができるなら、専門に狙ってみてもいいかもしれません。

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この記事を書いた人

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。三浦、湘南、伊豆、沼津をフィールドに、コンパクトな釣りを綴っています。