パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。
近所の川でゆるい釣り
晴れ間がのぞいた日曜日の夕方、10年ぶりに地元の小鮎川に行こうと思い立ちました。小鮎川は丹沢山地の西の端、清川村を源流とする一級河川。厚木市内に入るとのどかな田園地帯をゆるやかに流れ、やがて相模川と合流します。
コロガシや毛バリなどで鮎を狙うこともできる季節ですが、今回私が狙うのは総称「ハヤ」と呼ばれるコイ科の小型魚たち。鮎釣りと比べると敷居が低く、手軽に狙えるのが魅力です。
14:12(GMT+9)

タックルはモバイルロッド(トラギアフォーズ904M)+磯玉ウキ2B+秋田狐。モバイルロッドに磯用の玉ウキを組み合わせ、針だけハヤ用としたフレキシブルなタックルです。
川釣りには普通延べ竿を用いますが、広範囲を探れるので私は川でもリール竿派。釣りを変え、常識を変え、世界を変えていく。それが囚われないパックフィッシャーのあるべき姿なのではないでしょうか。
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紅サシで狙うもカワムツばかり
餌は紅サシを使いました。サシとは養殖されたウジ虫のことで、紅サシはそれを食紅で色付けしたもの。釣具店で150円程度で購入できます。
ウジ虫を使うなんて何それキモいと思うかもですが、養殖されたウジ虫は清潔なので安心してください。小さくてコロコロした胴体をウネウネさせながら動くので、慣れると可愛く思えてきますよ。
15:01(GMT+9)

釣れたのは主に#1カワムツというコイ科の小型魚。西日本の在来種で、10年前相模川水系のこの川で釣れることはありませんでした。
しかし、今回毎投ごとに釣れてくるのはカワムツばかり。きっと琵琶湖産アユの放流に稚魚が混じっていたのでしょう。あれだけ生息していたウグイやオイカワ、アブラハヤはどこへやら。これではもう淀川水系です。
結果、日没までの短時間で17匹のカワムツを釣り上げることができました。折角なので持ち帰って天ぷらにしてみることに。
18:26(GMT+9)

コイ科の小型魚って基本的に泥臭くて、味も淡白でイマイチですよね。10年前釣っていたウグイなんかはその典型で、釣ってもリリースしていました。だからどうせカワムツも微妙だろうと高をくくっていたのですが、これがどういうわけか非常にウマい。
味は淡白ですが上品な川魚の風味があり、泥臭さは全くありません。京都の料亭で出されても文句無しのレヴェル。
でも魚図鑑の食味レビューを見てみると、評価が何故かイマイチなんですよね。偏見なのか、それとも地域差や個体差によるものなのか。
調理もしやすいので、もっと利用されていい魚のような気がしますけどね。
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