東伊豆/網代・和田木堤防の投げ釣り 塩ジャリメで攻めるシロギス・カワハギ編

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。愛用のトラギアを片手に、日本全国、いや世界を釣って回ります。目指すはモバイルロッドの釣り図鑑?身近な水辺で繰り広げられる、ポケモンGOさながらの冒険をお楽しみください。

残したい網代湾最後の堤防

かつて東伊豆の釣り場の代名詞だった網代漁港。しかし釣り人と漁業関係者のトラブルが相次ぎ、とうとう全面釣り禁止になってしまいました。

その後しばらく緊迫した状況が続き、一人でも釣り人が立ち入ればすぐに警察に通報されてしまう始末。

カゴ釣りでマダイやイサキ、青物など、釣りもの豊富な漁港だっただけに大変残念なのですが、漁師さん達がそこまで怒るということは相応の理由があるのでしょう。

そんな網代漁港が釣り禁止となってしまった今、網代湾で釣りができる場所は和田木堤防とマリンホールを残すのみ。

いずれのポイントも潮通しの点では網代漁港には劣るのですが、それでも東伊豆らしい釣果を期待できます。

日曜日の今日、マリンホールは混んでいるだろうと予想して向かったのは和田木堤防。

網代湾のボート釣りやかせ釣りの基地にもなっている港で、国道からも見えているのですが何故か人が少なめです。

15:02(GMT+9)

釣り座はテトラになりますが足場は比較的良いほう。また堤防右手には川の流れ込みがあり、居ついている魚も多そうです。

もう夏なのでカゴ釣りにするか迷いましたが、前回作った塩ジャリメがあるので今回までは投げ釣りに。

念のため生きたジャリメも少量買い足し、今日は両者で釣果を比較することにしましょう。

15:22(GMT+9)

開始一投目、クーンというアタリとともに生ジャリメであっさり。今までこいつを求めて四苦八苦していたのが嘘のよう。

続いて二投目(塩)でも。投入するごとにクーンという独特のアタリが出るので、底には相当数の#4 シロギスがいるようです。

しかしここで問題発生。使用しているケン付流線7号がシロギスの口には大きすぎるらしく、餌だけ取られるケースが多発。

普段は岩礁混じりの場所で投げることが多いので、敢えて柄の太いケン付流線を使用していたのですが、それが仇となっているようです。

砂地ではできれば柄が細く貫通しやすい競技用キス仕掛を使いましょう。

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根のある場所はフグの多い場所では1本バリが無難ですが、

綺麗な砂地の場合は多点バリが有利です。

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外道が少なくシロギスの絶対数が多い日本海側などでは10本超の多点バリが使用されることもあるようですが、伊豆ではフグにハリを取られるだけなのでほどほどに。

普通は2-3本、多くて5本が目安でしょうか。釣果に比してエサ代が高くつくだけでは無意味なので、その土地の環境をよく考慮してハリを選びましょう。

下げの外道タイムに突入

満潮潮止まりの時間を迎えると、あれだけあったシロギスのアタリがすっかりなくなってしまいました。

私の経験を総括すると、シロギスがよく釣れるのは潮位の高い上げ潮の時間。浅場にやってくるシロギスは他の魚に比べ潮位に敏感なようで、干潮前後や引き潮時はあまり釣れない傾向にあります。

この日も引き潮に切り替わるとすぐにシロギスが居なくなり、掛かる魚の顔ぶれが急変化しました。

まず釣れたのはオキエソ。

16:45(GMT+9)

獰猛な肉食魚で、ワニのような大きな口で動くものに食らいつきます。

ゴカイを小魚と勘違いするためか、投げ釣りでも回収中にヒットすること多し。

コイツにビビってシロギスが居なくなってしまったのでしょうか。

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16:56(GMT+9)

そして#52 オジサン(ヒメジの仲間)も2匹登場。オジサンという名の由来は顎の下の2本のヒゲ。

ヒゲといえど人間のようにオシャレのために生やしているわけではなく、海中ではエサを感知するための感覚器官として使われています。

16:57(GMT+9)

シロギス同様砂地に居る魚なので、投げ釣りの外道としてはポピュラーな部類なのではないでしょうか。

そして日も暮れかけた18時過ぎ、網代漁港方面に投げた仕掛け(塩ジャリメ)にゴゴッと大きなアタリ。

この時間、このアタリ、そして下へ潜るような強い引き。一瞬テトラの下に潜られ根ズレの予感がしましたが、

18:16(GMT+9)

なんとか30cmを超す大きなカワハギをキャッチ。

1月の宇佐美でも釣りましたが、伊豆半島で投げ釣りをすると夕方に単発で大きなカワハギがかかることがよくあります。

ここで悩ましいのが、シロギスの釣果を伸ばしてくれる競技用キス針では大きなカワハギを取り込めないこと。

シロギスの釣果を伸ばすか、カワハギも取り込みたいのかで選ぶべきハリが変わるのです。

大型の外道も取り込みたいなら、ハリはやはりがまかつのケン付流線がおすすめ。

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柄が太いので号数の割に丈夫で、掛かった獲物を逃しません。カワハギのような歯の鋭い魚でも難なく釣り上げることができます。

伊豆方面は大型の外道が多いので、悔しい思いをしたくないなら丈夫なハリを選ぶべきです。ちょい投げだからと適当にせず、狙いに合った仕掛けを選びましょう。

結局この日釣れたシロギスは計5匹(生2:塩3)。意外なのは塩ジャリメのほうがアタリが多く、掛かりやすかったこと。

また外道のカワハギも塩ジャリメに食ってきたことから、そのエサとしての有効性が立証されたのではないでしょうか。

これならもう余ったジャリメを棄てる必要はなさそうです。水分を取ったジャリメに塩をかけ、冷蔵庫に保存しておくだけなのであなたも作ってみてはいかがでしょう。

この記事を書いた人

パックフィッシャー、それは、一本のモバイルロッドに全てを託した至高の釣り人。三浦、湘南、伊豆、沼津をフィールドに、コンパクトな釣りを綴っています。